高雄は住みやすいショッピング天国
台湾に住むなら高雄、ショッピング
台湾に住むなら高雄がいい。
なぜ、住みやすそうに見えたか、説明したい。
今日は、少し堅めの難しいことを書くのでご了承を。
日本人は、服を買いに行く、外食する、遊びに行く、といったとき皆同じ店に、同じ物を買うことが安心感につながっている気がする。
例えばみんな、いろいろな遊園地に遊びに行くのではなく、なぜか「ディズニーランドに行く」だし、生活が苦しい家庭でもなぜか子供にも「携帯を持たせる」し、なぜか機種も(高い)「iPhon」なのだ。
サービスを提供する側は、自社の商品やサービスを差別化したいと思っているし、実際、多様なものを提供している環境が日本にはある。
消費者側も、「個の時代」とか「個性」といった言葉がもてはやされる。
でも実際はどうだろうか?自分で選んだ気になっているが、選んだ商品やサービスは結局同じ物を選んでいることが多い気がするのだ。
(理由は、他人の目を気にすること、自分の受けるサービスで失敗したくない心理が働き、いい情報がある商品に集中して買いが入る等色々な分析ができると思う)
高雄の街を観光していて思ったのは、昔ながらのあまりきれいではない商店もあれば、巨大スーパーもあれば、カルフールもある。
選択肢が多く、いろいろなレベルの商品サービスが混在しているということは日本と同じだと思う。
何が違うかといえば、自分(消費者)が、そのレベルの違うサービスを実際に選んでいるように見えた。
実際、私が目にしたものをあげると、
- 路上でハエと闘いながら営業しているパン屋も、非常に活気がある
- 普通の定食屋も込み合っている店がある
- 巨大なデパートの巨大フードコートも人でいっぱいだ
- 昔ながらの野菜などを売っている(汚い)市場も非常に活気がある
- 高級免税店のようなところはあまり人はいない
発展中の街だから活気があるのかもしれないが、活気がある店のレベルがいろいろなのだ。
とまあ、分析はこの程度にして、街中の紹介もしておく。
免税ショップなのかな?と思って写真を撮っておいたが、こんなきれいな百貨店もある。
日本でいうと「伊勢丹」かな、調べてみると「大立百貨(本館)」と「大立精品(別館)」という百貨店だそうだ。
私には縁がないがビトンやらプラダやら、よく知られているブランドショップが入ってました。イルミネーションが面白いね。
まあ、それはいいのだが、道路を挟んだ反対側にはこんな市場がある。
庶民の市場。日本人の感覚からすると、もう少し小綺麗にできないか?と言ってしまいたくなる感じ。
朝早くから非常に活気があり、白菜やら、小松菜やら、いろいろな食材を売っていた。
それから、海外ではよく見かける巨大スーバー(百貨店)カルフールも見かけた。
中国表記では家楽福でカルフールなんですね。音的にもなんとなくわかる感じだし、漢字の意味から考えた当て字としてもピッタリだなーと思う。
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そして雨の日々が始まった
嘉義の街から出発
環島6日目、ホテルでの簡単な朝食を済ませて、自転車に跨った。
24時間営業の現地ではお馴染みスーパー「頂好 Wellcome」に向かう。まずは水とスポーツドリンクの確保だ。
スーパーを出て5分。すでに雨が強くなってきた。
・・・・・・・
どよーん
がっかり
嘉義駅に戻ろう。
昨日の予定通り、
自転車と一緒に電車に乗る
ことにした。
駅員に誘導されたホームで待っていると、なかなか、モダンな感じの電車。
とおもいきや、
私の乗る電車は隣のホームのかなり年代物、自転車を置く場所などなく、一番端っこの席に誘導されただけ。
勝手にポールに自転車を括り付けた。
最後尾車両はまだ誰も乗っていない。が、途中駅でどんどん人が増えて、若干座れない人がいる程度までの込み具合となった。
生まれて初めて、自転車と一緒に電車に乗った。
わかったこととしては、
- どう工夫しても、2席を占領してしまう
- チェーンなどの汚れを他の人につけないように気を遣う
- 周りの方からすると、邪魔だと思われて当然
電車での長距離移動がなぜできないかが分かった気がした。はっきり言って、邪魔だ。
どんどん、雨足が強まる中、電車は高雄駅に到着。
もうほんとに土砂降りで駅に足止め。
時間もあるので、ホテルを探してネットで予約。
駅のマクドナルドにて2時間程度時間をつぶしたが、一向に雨足は弱まらない。
最終的には駅で傘を買い、傘を差しながら自転車を引いてホテルに向かった。
近くのホテルだと思って予約したのだが、地下鉄で2駅も先のホテルだった。
高雄到着から3時間後、雨の中ホテルに到着。
またもや、靴の中までずぶ濡れになった。
山で土砂降りになるよりずっと気持ちは楽だ。
濡れたといってももう慣れっこだ。
と、自分に言い聞かせたが、明日から5日間、毎日この調子だと、自転車に乗るのはまず無理。
台北に帰るのも一苦労の気がする。
結局この日は、夕方までずっと雨だった。
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台湾での輪行について(台鉄)
短距離なら電車に自転車をそのまま乗せられる
日本を出発する前にいろいろ役立つサイトを見て参考情報を収集していた。
台湾に行ってからも、情報収集に他の方のブログは大変役立った。
その中でも「滞在中」に最も役立ったサイトはこれ。
一応、簡単に説明すると、乗りたい駅、降りたい駅を入力すると、対応する電車の時刻表が表示されるというもの。自転車をのせること(輪行対応またはそのまま自転車をのせることが)が可能な電車が何時発なのかがわかるサイトの紹介になります。
すばらしく、よく書けたサイトなので、この通ーりにやればわかると思います。
で、いろいろな駅で、いろいろな時間帯で、どこまでで行けるのか調べてみました。
その結果わかったことがいくつかある。
- 長距離区間で、そのまま自転車をのせられる電車は殆どない。例えば、高雄から台北市街地(松山駅)あたりまで乗り換えなしの電車で行くことはできない。
- 長い区間を利用するなら輪行(バラして袋に入れて)利用するのが正解。
- 逆に短距離(区間)であれば、かなりの本数がある。
- 台北駅では自転車での乗り降りができない。近隣の、松山駅あたりを利用しないといくら検索してもヒットする列車は検索できない。
天気予報では、翌日以降は南部で5日間連続の雨、しょうがないので、電車を利用しての移動を考えていた。
夜遅くまでいろいろ調べて、今後の滞在中の大体の予定を決めた。
- 明日午前中、自転車で行ける所まで行き、雨が降り始めたら電車で移動。高雄まで電車で行く
- 高雄泊は1,2日。晴れれば、自転車で観光しながら過ごす
- 台北に帰る方法は、自転車と電車を乗り継いて帰るか、電車だけ?を乗り継ぎながら帰るのかは、残日数と天候次第で検討する。
あとは、明日以降の天気予報が外れてくれるのを願うばかりだ。
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写真は、現地のお寺?の風景
面白いのは、本堂?の前や近くで、人形芝居をやっていること。観客は一人もいなかった。宗教的な要素もあるのかもしれない。
しかし派手である。
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環島、5日目の反省
台湾1周(台中ー嘉義)5日目の振り返り
これまで、台北を出発してから嘉義までの行程の中で、最も距離を稼いだ一日になった。
1日100キロは初体験だったが、登りのない平坦な道、広い道路、自転車バイク優先の車線を走り続けた。
といっても、昨日は台中でしっかり休んで体力を温存したし、おじさんには大変かもしれないが、一般チャリダー的には、ロードバイクで100Kmというのはさほどの距離ではないのかもしれない。
しかし、この暑さはこたえる。走ることよりも、休むことがいかに大事かがわかった気がした。
部屋に帰って、明日からの事を考えてみた。
台湾の8,9月の天候
テレビの天気予報では、明日、昼から雨の予報。
1、2日だけの雨なら特に問題ない。
しかし、台湾南部全体が今後毎日(滞在する5日間)雨の予報だ。
台湾での、この時期(8,9月)の雨は、熱帯の雨とは少し違うことは体感的に、既にわかってきた。
熱帯の雨(いわゆるスコール)は、台風、低気圧の生まれる地域での雨だ。スコールはすぐに止むことが多い。
台湾の雨は、これとは違い、長い前線を伴うような、長雨をもたらすこともあるし、毎日かなりの降雨があるものもある。
台湾の高い山に、海から来る湿った空気がぶつかり続け、長雨になることもある。
いつものように少し脱線するが、台湾でも「お天気お姉さん」は存在する。
環島では、天気は非常に重要なファクターなので毎日100CH以上入るテレビを見ながら、明日の天気をいろいろな番組でチェックしていた。
決して、かわいいお天気お姉さんがいないかチェックするのが日課になっていた訳ではない。
まあとにかく、ずっと
雨
が続くらしい。
今後の台湾旅行計画
明日からの計画を考えてみた。
- 自転車を置いて阿里山へ行く計画も立てかけたが、雨、霧の中で何も見えない所に行っても意味がなさそうなのでやめにした。
- 無理をしない環島といっても、台湾第二の街、高雄までは行きたいとぼんやり思っていた。
- ここにきて残り5日間、環島達成は絶対に無理だということは、はっきりしている。1周して台北に帰れないとなると、どのような方法で、台北に戻るかということを考えておかなければならない。
この日、台北に戻るにはこの2つの方法があると考えていた。
一つは、まだ、5日も滞在期間があるので、ここから折り返し、自転車で台北に戻ること。
もう一つは、訪台前に調べた、電車に自転車をそのまま(ばらして輪行せずに)乗せて運ぶこと。
いろいろ面倒な作法がありそうだが、電車に乗せられるならそれが正解かもしれない。
写真は嘉義駅地下道。人が全然通っていない。少しひんやり。
嘉義駅にこんな写真もあった。どうやら、古い刑務所らしい。何でもかんでも日本統治時代の建造物を保存してくれている台湾の人。
これもどうやら日本人が作った(作らせた)ものらしい。今は観光地になっている。
台湾のアルカトラスかもね。
斜めの廊下は監視所から放射状に見渡せるようになっている。
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ご来光と火雞肉飯
山岳列車、阿里山
日本人の方からすると、台湾の街まして、嘉義といっても、ピンとこないかもしれない。私も環島しないかぎり、嘉義って昔の偉人?名前?って感じでした。
街の印象は、一地方都市という感じで、東京近郊なら小田原あたりを想像して貰えばいいのかもしれない。
都市の規模からいうともう少し大きなイメージ。
例えば、千葉に行くと、ピーナッツ、横浜ではシュウマイ、中華街、埼玉はスーパーアリーナ?など、思いつくものが食べ物だったり名所だったり、色々あると思う。
で、嘉義といえば、阿里山と、雞肉飯。
小田原から箱根に向けては登山列車(山岳列車)が走っている。
同じように嘉義から阿里山という山々に山岳列車が走っている。現在は、崖崩れで一部不通になっているようだが、この列車に乗ること自体がイベント化しているようだ。
日本でも、箱根や、碓氷峠など山を走る列車はいろいろな仕組みがある(あった)。
この嘉義の列車も、スイッチバックやら、急カーブ、ループしながらの急坂など面白い仕組みが目白押しらしく、列車ファンにとっての見どころでもあるらしい。
1泊しながら、列車に乗って阿里山に向かい、ご来光(朝日)を見て帰るというのが定番コースらしい。
私も嘉義のホテルで一泊しながらいろいろ情報を集め、日の出を見に行くことも考えたが、天候の関係で行くのは断念した。
以前のブログに、また台湾に行くなら何処か?というのを書いたが、自転車ではちょっと難しい「阿里山、日月潭」といった山間へ行ってみたいと思っている。
食べ物では火雞肉飯
肉や、肉そぼろをかけた、ご飯は台湾では定番中の定番。日ごろ定食屋や、夜市でもよく見かける。
排骨飯(パーコーハン、スペアリブ肉のから揚げご飯)と、魯肉飯(ルーローハン、豚そぼろご飯)は、最もなじみがある食べ物かもしれない。
たまに、雞肉飯(チーローハン)というのも見かける。だが、この街では、これに火の文字がつく
「火雞肉飯」
(ホーチーローハン、七面鳥ご飯)
というのがある。
私にとっては、七面鳥自体、ほとんどなじみがない。
ともかく、嘉義では、鶏肉ではなく、七面鳥の肉を使ったものが主流らしい。
私も、まずはこいつを食べようと定食屋を探しに街に出てみた。
有名店に行ってみたかったが、自転車で疲れていたので、「駅前の店でいいや」と思いなおす。
まあ駅前の店も35年や50年の看板を掲げているのでそれなりの味だと思い、飛び込んでみた。
いつものように苦労してオーダー、今回の場合は、ご飯より他のメニューを頼むのが難しかった。
それと結局値段が聞いてもわからないので、めんどくさくなって、財布から小銭を勝手に持って行ってもらった。
でてきたのはこれ。
七面鳥は少な目だったが、なかなかのお味でした。
鶏肉と七面鳥・・・、味の違いははっきり言ってわからなかった。
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嘉義の観光
嘉義の有名どころ、檜意森活村
北門駅も日本を感じられる駅だが、そこを出てすぐにある「檜意森活村」(ヒノキ村)も昔の日本家屋そのままの施設が並んでいる。
有名な観光施設なのかどうなのかは知らないが、台湾人の日本好きは感じられると思う。
例えばこんな感じの家屋が10~20軒程度並んでいて、簡単な食事が取れたり、昔の風習を紹介したりといったイベントをしているようだ。
私も、中に入りかけたが、これ以上、日本人が昔の日本の事を台湾に来て感じる必要はないかと思い軽く見るだけにした。
嘉義駅の近くでホテルを取ろうとしていたので、そちらに移動。
今日は結構走った。とりあえずシャワーを浴びてさっぱりしよう。
夕方、食事に出ると祭りは続いていたようで、山車のようなもの、獅子のようなものなどが練り歩いている。派手な電飾付き軽自動車まであり、なんかすごいことになっている。交通渋滞も起きている。
祭りは夜まで続いていた。動きが速くて手ぶれしてすみません。
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嘉義が近づいてきた
平坦な道の続く1日
国道1号を走っていると、通りの雰囲気が変わってきた。市街地が近づいてきたのだ。
まめな休憩は功を奏したようで、また、今日の行程に坂道がないためか、意外と順調に嘉義の街の外縁部にたどり着いた。
90キロはすでに走った。ここまで来れば、今日中に中心部までたどり着ける。
とはいえ、昼、30度は超えている。道路沿いに見かけた百貨店で、しばらく涼むことにした。
台湾には日系のデパートもいろいろあるが、「耐斯松屋時尚百貨」と書いてあるので、この店も、松屋の系列かもしれない。
とりあえず、自転車を置いて少し涼ませてもらった。
休憩しながら、ネットを漁ってみた。
嘉義駅の手前に「北門駅」という日本風の駅があり観光地化されているようだ。例の統治時代の遺物なんだと思う。
とりあえず、お茶でもするかと、そちらに自転車を向ける。
なるほど、行ってみると、昔懐かしい、ぽっぽや風の駅舎が残っている。
日本人にとっては懐かしい感じのする駅舎だ。
台湾の方にとってみると、こういうものを保存しておこうと思う気持ちは、何処から生まれるのか?
統治下だったことに嫌な感覚を持っている人もいるのではないかと勘ぐってしまうが、台湾の方が抱いている親日感情が打ち勝っているのだと思う。
駅近くのお寺?で強烈な中国式爆竹の音が響いている。
最初は何なんだ?と思ったら、お祭りをしているようだ。道路が赤くなるぐらい、爆竹は連続して鳴っている。
今日は、お祭りの様だ 。
爆竹 が大量にならされるのを見ると、ここはやはり中華圏だと感じる面もある。
しかしこの量、半端な量ではない。
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