環島、反省まとめ
台湾1/3周の振り返り
2016年夏の環島に関してまとめたいと思う。
結局、自転車で1日60K以上漕いだのは4日間、電車移動1日、観光に2日ということで、台北から高雄までしかたどり着かなかった。
50歳のおじさんでも環島は可能かという問いには、
準備しないと無理
ということを訴えたい。
再挑戦の機会があったとして、どんな準備が必要かというと。
私のように、普段の生活で10K足らず、遠出で、2,30Kではなく、ちょっとした遠出で100K以上走れる体力をつけてから挑戦するべきだと思う。
もっと大きな問題は、山越えだと思う。中国側から、太平洋側に出るには、必ず山越えになるというところだ。 (逆からでも山越えになる)
峠には、多少の休憩施設はあっても、宿があるわけではない。疲れたからと言って、じゃあ今日はここに泊まろうというわけにいかないことが多いと思う。
よって、事前の峠の練習は必須だと思う。
そして何より必要なことは、私が嫌いな言葉だが
「根性、精神力」
ゆっくりだろうが、歩こうが、とにかく進み続ければ、目的の場所たどり着く。
でも心が折れると、走れなくなるのではなく走らなくなるのだ。
つまり絶対にたどり着かないのだ。
真夏の台湾ということもあり、非常に暑い中での環島になった。雨、豪雨にも見舞われた。
夜は走らない:これは可能。
水や食べ物が不足したら走らない:私は失敗したが、これも可能。
雨なら走らない:乾季なら可能かもしれないが、7,8月はまず無理。
疲れたら走らない:これも無理。
季節的な条件が整っていたとしても、多少の根性は必要ってことです。
一番の思い出は
「何より水が飲めなくて、倒れそうになった事」
で、忘れたくても忘れられない。将来ボケても、一生忘れないと思う。
それと、もっと街の調査をしてから行くべきだったと思っている。
一般的な環島では多少の道の下調べだけで問題ないと思う。
私のような観光にも環島にもグルメにも興味がある人は、何処に行きたい、この街ではこんな食べ物を探そう、こんな飲み物、フルーツを食べようといった青写真が必要な気がした。
環島ではハプニングもあると思うので、詳細を決めなくても構わないと思うが、ボンヤリとした計画と詳細な調査は必要だったと反省している。
私の場合は、街を通り過ぎた後、または、帰国してから、この街には、こんな店もあったのか、もっとグルメ旅ができたはずだ、ああ、あれを見ておけばよかったと後悔することもあった。
さて天候の答え合わせではないが、台北に帰ってから、滞在すること4日。
台南、(高雄?うろ覚えだが)あたりで翌日以降豪雨になり、ニュースでも床下浸水、風の被害の映像が流れていた。
あのまま高雄に滞在すると、帰ってくるのは結構面倒なことになっていたのかもしれない。
台北に早めに帰って正解だったということ。
でも、台北でも雨には結構あった。
今年は日本でも台風がたくさん上陸した、北海道での被害も記憶に新しいと思う。
日本に暮らす皆さんはあまり気にされることはないと思うが、台湾も今年、台風の当たり年だった。私の帰国後、台風が台湾に被害を与えた。
私の滞在していたころから長雨、大雨が続いていたので、その後1,2週後に直撃した台風がより被害を拡大したようだ。
台湾の方にもお見舞い申し上げます。
日本人、台湾人両者にとって、雨の多い年となった。
環島1号線の表示
写真は環島をする方の道しるべ、私は、この看板を見かけると
「ああこの道でいいのね」
と安心していた。
台湾の道路は枝番が付くこともある。つまり
環島1号線。環島1-甲号線、環島1-乙号線といった具合。
路上にはこういう表示がされていることが多い。
環島1号線は自転車用の表示で一周できる道を示しているが、実際は自転車道やバイク+自転車道だけではなく、走りにくい車道もあります。
ただ、多くのサイクリストが感じているように総じて日本の道路よりずっと走りやすいのは間違いないです。