深夜特急に憧れた
数年かけて旅をする
少し脱線するが、私の場合、バックパッカーへの憧れの原点はなんといってもこの本である。
「深夜特急」
沢木耕太郎だ。
私たちおじさんの世代にとってのバックパッカーのバイブルかもしれない。
当時は今よりずっと海外は遠い存在だったし、アジアの国は(実際そうかだったもしれないが)汚いイメージも強かった。
で、数年前のになるが、本にある、きれいな夕日を見たいと思ってマラッカにも行っってみた。
岸壁で夕日を見ようかと思ったら、マラッカの海って汚いんですよね。それで、海岸で夕日を待たず、マラッカタワーに上ることにした。
タワーからから降りてくるときに、丁度、日沈時間にぶつかり、「ああ、これが例の夕日か」と悦にいったりしたものだった。
(マラッカタワーは自動で上下する円盤状のものに乗り込み、上空からマラッカの街を見渡せるアトラクションのようなものです、展望フロアがある東京タワーやスカイツリーのようなものではない)
この本の中で、何年もかけてバックパッカーをしている人に、主人公が出会う場面がある。
普段、私たちは、住むように旅することもないし、数か月どこかに滞在しながら旅することはないと思う。まして、数年かけて旅することなど、殆ど、想像の範疇にはないことだと思う。
話は長くなったが、朝起きて思ったのは、
- 何を焦ってるんだろう。
- 島一周の達成感を味わうため旅してるわけではない。
ということで、4日目にして、無理して移動する必要はないという考えが浮かんだ。
長々と書いて言いたかった結論だが、
「疲れたわけではないが!!」
「今日はこのまま台中で過ごそう」
ということ。
仮にこの街が気に入ったなら、ここで残りの数日間を過ごしてもなんの問題もないのだ。
今日は、街中やら、近くの観光施設やらを見て回ろう。
・・・・・疲れてませんホントに・・・・
で、写真は台中近くの観光地「彩虹眷村」での一枚、今回の旅のお気に入り写真だ。自撮り写真としてはバッチリはまっている。絵の人物のにらみが最高。
少し、台中の中心からは離れているにもかかわらず、若い日本人観光客もちらほら見受けた。
台中と言っても、5Kも走ればこんな風景にも出会うことができる。「彩虹眷村」を目指して走り始めたのだが、少し脇道に入ったらこんな風景だった。
まだまだ田舎でもある。
気に入ったらお願い↓